下がらなかった!

高速増殖炉もんじゅの部品拾いはうまくいったそうだ。それはよかった。私の仕事のほうも、今日はうまくいった。今日は朝から遠い遠い西の地まで関東を横断して、データベースソフトのバージョンアップ。ここんとこずっとバージョンアップばかりやってきたが、今日はその最終のシメ。これで当分、この僻遠の地に来る用事は無いだろう。
半日ばかりでその仕事も終わって、ノンビリ飯食ったら自社に戻る。今日は嬉しい棒茄支給日、部長から直々に明細をもらうためはるか西の地から戻ってみると、当の部長は出先に出かけてていなかった…。仕方が無いので、たまりにたまったメールの掃除をしながら待つこと一時間、古いメールをようやく掃除し終わったところで部長ご帰還。
棒茄明細を渡されるとき、部長はこういった。「下がらなかったよ!」…って、私の棒茄はどうやら去年から比べて下がらなかったらしい。しかし、それを喜んでいいのか、それとも悲しむべきなのか。
もしかして、この一年の私の仕事ぶりの割には「下がらなかったよ」と言ってるのか…。はたまた、同僚のみんなが枕を並べて討ち死にしている横で私だけ棒茄が「下がらなかったよ」と言っているのか…。ううむ、どっちなんだ。悩ましいが、深く突っ込んで聞く勇気は無かった。